フリーランスのエンジニアは、プログラミング言語によって需要が異なります。最も需要が高いのは、Javaです。Javaは、1990年代に登場した比較的古いプログラミング言語で、日本の官公庁系や物流系といった大企業の業務用システムの多くはJavaで開発されています。

他言語に切り替える企業も存在しますが、Javaのまま動かし続ける企業の方が圧倒的に多く、Javaエンジニアの需要は安定して高いです。このような大企業のシステムはセキュリティに厳しいことから、客先常駐で働く可能性が高いことを把握しておきましょう。ですが、Javaエンジニアの場合、エンジニアとして働いた経験が1年程度で応募できる案件も少なくありません。

一方、PHPやRubyなどが使われるWordPressの案件は、ベンチャー企業が大半です。この案件に関しては、最低3年はエンジニアとして一般企業で働いた経験がないと、応募できない場合があります。しかし、リモートワークなど働き方の柔軟性が高く、人気を博しているのが実情です。経験さえ積んでいれば案件を受注できることが多いため、Webサイトの制作に取り組みたいなら、まずは企業で一定期間働き、経験を積んだうえで挑戦してみるといいでしょう。

ちなみに、ベンチャー企業は徐々にAWSなどのクラウドサービスを用いた開発に切り替え始めています。したがって、WordPressの案件に応募したい場合は、一般的なデータベースに関する知識だけでなく、クラウドに関する知識も身につけておくとより有利になるでしょう。